みなさん、人参好きですか??
僕は嫌いです。
でもカレーに入っている人参は好きなので食べます。だから、今日も僕は人参をカットする。
さて、これから人参を"半分"に切ります。人参って左右で太さが違いますよね。
今、画像のように人参をひもでくくって、吊るしてみました。水平になるように縛る位置を調整してます。
では問題です!!
今吊るしている人参、縛っている位置の左側と右側、どっちが重いでしょう?
もちろんどちらも重さが同じという回答でもOKです。
細長い方か、太くて短いほうか。
そもそも吊るすと水平になっているので、重さが同じようにも思えます。
実際に確認してみましょう!
糸に沿(そ)ってカットします。
それぞれの重さを測ると・・・
細長い方:114g(グラム)
太い方 :160g
というわけで!正解は「太い方が細長い方よりも重い」
でした!
なんで重さ違うんだ!?って話ですよね笑。
これは、いわゆる「てこ」によるものです。
シーソーを想像するとわかりやすいです!
・真ん中の支えの丸太を「支点(してん)」
・板の端に座る二人の体重(下に働く力)を「力点」
と言います。
例えば、左側の子が右側の子よりも重ければ、右側の子は上に動きますよね?
それが普通の体重比べのルールです。
しかし!この「てこ」には不思議なルールがあります!!!
力点が支点に近づくほど、力点の力は弱く作用する。
力点が支点から離れるほど、力点の力は強く作用する。
つまり、シーソーの丸太に左の子が近づくと、今度は右側の子が下に落ちて、左の子は上に動きます。左の子の力の働きは弱くなったのです!
つまり、支点から遠いか近いかを調整すれば、軽いものでも重いものを支えることができます!
では、人参の話に戻りましょう。
さっきの人参も、ひもで吊るした時は釣り合っていました。しかし、よく見るとひもの位置は右に寄っているため、
・太い方(重い方)が短く
・細い方(軽い方)が長く
なるように区切られました。
つまり、支点(ひもで縛った部分)から離れた位置に細い方があり、強い力で太い方を支えることができたのです!
こうして実際に調べると不思議に感じませんか?
特に、「弱い力で大きな力を発揮する」という点。これは「てこ」に限らず、いろんな物事で大切な考え方です。
なんでもかんでも頑張っているように見えて、実際は大した成果を出していない人がいる。
その一方で、なんでもかんでも楽しているように見えて、実際は大きな成果を出している人がいる。
後者は、うまく力を発揮する方法を知っているのです。
その人たちに追いつくには、努力しかない!・・・というわけでは無いのです!!
どうやってうまく楽して大きな成果を出すか。
この方法を模索することも、努力の一環として考えてみましょう。今自分が知っているやり方だけを貫いて、がむしゃらに頑張るだけでは成長は難しい。
勉強でもスポーツでも、なんでもそうです。
努力は正しいやり方で行われるべきで、そのやり方を考えることも忘れてはいけない。
だから学び続ける人は成長し続けるのです。
それでは。