あさぬま塾@福岡市東区美和台

福岡市の小さな塾+オンライン家庭教師の日記

【図形問題】図形はレントゲン~書き込むのではなく自分でたくさん描け!!~

算数の図形問題、皆さんはどんな風に解きますか?

 

いや問題によるわ!

って話だと思うので、まずはこの問題を解いてみてください。

 

【問題】

AD=8cmの長方形ABCDがあります。辺CDに中点をMとします。また、辺AD上にAE=3cmとなる位置に点Eを置き、辺BC上にBF=6cmとなる位置に点Fを置きます。辺EFと辺AMの交点をPとします。このとき、EP:PFを最も簡単な整数の比で答えなさい。

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先に言っておきます。これ、ちょっと難しいです!!!笑

 

というわけで、チャレンジしたい人だけチャレンジしてください。

話はここからです。解答例を2つ作成しました。ちょっと見比べてみましょう。

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(回答A)

 

 

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(回答B) 

 

これ、どちらの回答が良いでしょうか。(もうタイトルから結論が見えていますが笑)

 

 

僕は圧倒的にBの回答をおすすめします。

何が違うのか?

 

それはズバリ、図の多さです。一つの図形に書き込んで、どんどん情報が詰まっていくのがAの回答。かたやBは何個かに図を分けて書いています。それぞれよく見ると情報量が少ないですね!つまりはスッキリしていて読みやすい。

 

これって、医者にみてもらう時のレントゲン写真と似てませんか?

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一つの写真に全部の情報をまとめちゃうと、どの数値をみて考えているのかわからなくなってしまいます。ついつい解き明かしてわかった数値を書き込んでいきがちですが、それは問題を作った人間の思うツボです。というわけで、

・わかった数値を書き込むのは最初の全体図のみ。

・あとは分解して部分別に図形を描き、その時その時に必要な計算を行う。

 

これを意識して解いてみましょう。

普段よりもモヤモヤが減るんじゃないでしょうか?

それでは。