『スタンダード数学演習』を知っていますか。
まあまあ有名な、高校数学の問題集です。高校の頃支給され、授業で使用しました。
これがまーーーーーー難しい!!!笑
毎回授業で解説きいても、「そんなん思いつくかあっ!!」という感想。何より、志望校の過去問でもこんなの見たことねえぞって思ってました。
思うに、いたずらに難易度の高い演習をすることは効果が薄いのではないでしょうか。よくある話ですが、学校が見栄を張って難易度の高い問題集を使用して、かえって生徒たちが付いていけなくて全体の進学実績が落ちるなんてこともあり得ます。
最近担当している高1の生徒は、学校で青チャートをベースに授業を受けています。テスト前はこぞって青チャートの対策にこぎつけるのですが、数学が苦手な彼にとって青チャートはめちゃムズなわけです。
チャートのレベルは以下の通り。
・白チャート:数学苦手な人向け
・黄チャート:基礎レベル
・青チャート:難関大向け
・赤チャート:難易度高すぎておすすめしない
赤チャートが先の『スタンダード』と同じような立ち位置です笑。
問題は、彼が青チャートを無理やり使っているということ。数学が苦手な彼の場合、黄チャートまたは白チャートから数学の基礎を叩き込んでいくことが必要です。実際、演習をしてみたらほとんど黄チャートレベルの基礎問題も解けていませんでした。
いくらテストで青チャートレベルが出るといっても、焦って青チャートを解き進めることはできません。逆に、基礎レベルの黄チャートを徹底して解いておけば、青チャートレベルにもある程度太刀打ちできます。
なぜなら、受験数学の難易度は枝分かれの多さみたいなものだからです。
一般的に、難しい問題ほど検証するポイントが多い。つまりは枝が多いということです。1つ1つのポイント(枝)を解くことはさほど難易度は高くないでしょう。
であれば、徹底すべきは奇問・難問ではなく、基礎問題です。
一つの基礎問題集を徹底的にやりこんで、その後に志望校の過去問やハイレベルな問題を演習していきましょう。
いいから青チャートやっとけ!!!
黄チャートもおすすめ。